暑い日が続きますが懐は冷えてます
島根行きに活躍したロードスター、窓が下がらない。
【旅】過走行車、西へ。(前編) - ODのうろうろ日記 (hatenablog.com)
イトーヨーカドーのフードコートでラーメンを食べた帰り、駐車場でウインドウを動かしたら途中で止まる。直前まで何も問題なかったのに。
いわば新鮮な刺身です。生物学上は死んでいます。
5cmくらいは下がるが、そこから先がダメ。
何かに引っかかるような感覚とともに動かなくなる。
モーターの不良だと現時点ではお手上げだが、だったらはじめから動かないまま固定されるはず。
雰囲気的に何か処置できると見て、とりあえず開けてみることにします。(モーターかと思ったら違う→手に負えずディーラーへ・・・のパターンが最近あったので不穏だな)
ドア内張りを外す
窓の部品まで到達するためにドアの内張りを外します。
まずクリップとねじを3つずつ外す。
モデル前後期で若干ねじの配置が異なるらしい 自分のは前期。
赤丸がクリップ、黄色がねじ。一番地面に近い場所にあるねじはフェルト生地みたいなのをめくると現れます。
クリップは頭と台座が別体になっている。↑のように隙間にマイナスドライバーをいれて、頭が出てきたら手で引っぱって取る。それでも壊れる時は壊れる。
ドアハンドルのカバーも外す。ハンドルを引きながらじゃないと外れない。
ここまでやったら内張り全体を持ち上げるようにして外す。
内張りのドアと接着している側にもクリップがあるので、7持ち上げ:3引っぱる 感覚で。
ドア接着側のクリップは多少力任せでもうまく外れると思います。
外した内張りを移動させる前に、スピーカーの配線を外します。
写真だと配線の場所が分かりにくいですが、ドアと内張りでつながっている配線はこれ1本だけなのですぐわかります。
消えたクリップを探す
内張りをよけると↓のようになります
指さしているスポンジの裏側にあるクリップが脱落しているのが、今回の半開き事件の原因と見ています。
ちょうどスポンジに隠れてクリップが見えない。覆っているビニールを剥がします。
ビニールを剥がすとやっぱりクリップがない。
本来は薄黄色のクリップが顔を出してます。
オレンジ色で囲ったねじ2本を+ドライバーで外します
ねじ2本外すと金属の部品が外れるので、できた隙間から手を入れてクリップを見つける。
クリップを見つけたら穴に通す フック状になっている方を通します
穴から顔を出すだけだと再度ウインドウを動かした時にまた脱落してしまうので、穴に通らないサイズの固定グッズで留める。
ちなみにウインドウは下げておいた方がクリップを通しやすい。
クリップが穴を通れば窓は直っているはずだが・・・
おお~ ばっちり直りました。あとは外した内張りを戻して完成。
原因
そもそもクリップを戻したら窓が動くようになる理由がよく分からんものですが、
↑のようにワイヤーに付いているクリップが、ウインドウを上下しているうちに穴からすっぽ抜けてしまったのがことの始まりです モーターの力に対してクリップの強度が弱いなこれ
本来固定されているクリップがワイヤーに「連れ去られた」ことで、途中で別の部品に挟まりウインドウの動きを邪魔した、ということだと思います。
この症状、不思議がってウインドウを上げ下げしているとそのうちワイヤーを切断するらしいので、途中まで窓が動く症状を抱えている方は早々に内張りを外してみるのをおすすめします。道具があればタダで直るし。
ようやくDIY修理を名乗れる記事を掲載できて安心しました。
では!