以前↓のような記事を出しましたが、
誰も教えてくれない自動車整備便利グッズ - ODのうろうろ日記 (hatenablog.com)
画像をみつけたので、その中で紹介したスパークプラグレンチを使った修理の様子をお伝えします。
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1年前のことですが、
車体全体がブルブル振動する
アイドリング不安定
アクセルを踏んでも加速しない
エンストする
タントを買いました 引き取った当初はマシだったのがあっという間にグズグズになっていった覚えがある。
ただこれらの症状、すぐ解決できます。だいたいスパークプラグとイグニッションコイルの不具合です。
準備
用意したもの
・紙やすり
・プラグレンチ 16ミリ
・ソケット(10ミリだけ使う)&ラチェットハンドル
実践
さっそくボンネットを開けます。
黒い弁当箱の蓋みたいなものがクリップでとまってるので、外します。(4か所)
ターボ車はインタークーラーを外さないと蓋が見えないかもしれないが、今回は自然吸気。
(画像には映ってないけど)蓋を外すとエアクリーナーのフィルターがあるので避けときます
横に3つ並んでるのがイグニッションコイル。
コイルはボルトで留まってます ラチェットと10ミリのソケットを使って外す。狭いけどメガネレンチでもいけそう。
コネクターもつながってるのでマイナスドライバーで外します。爪の部分をドライバーで押して抑えつつ抜き取る感じです。
コイルを抜き取ったらスパークプラグも取り出します。
いよいよ登場スパークプラグレンチ。コイルを外したら開いているプラグホールに差し込んでプラグを緩める。プラグの尻が六角になってるので普通にボルトを緩める感覚で。
↑のように、プラグは地面に対して垂直についているのでマグネット付きのレンチでないとせっかくプラグを緩めてもすぐ墜落してマジで鬱陶しい
ところで、初めて作業する際は面倒でも1本コイル取る→1本プラグ取る→新しいプラグを付ける→コイル戻す手順で行うのがいいと思います
別にまとめて3本コイル/プラグ取ってもいいんですが、なるべくプラグを外した後プラグホールを開けておく時間のないようにしたい。
小さな埃ぐらい大したことないですが、プラグホールにネジとか入るとほぼ廃車です 1本ずつ進める方がつまらない失敗がありません。
プラグを外すとこんな感じ ほどほどに焦げている分には問題ないがこれは焦げすぎ
プラグは1本500円程度ですが、この日は車を譲渡する日だったのでヤスリがけで対処。引き渡す数時間前にいよいよ不具合を無視できない感じになっちゃった 別れが惜しいのか? もちろん次のオーナーには説明済です
画像でこげ茶になっている部分がおおむねシルバーになるまで磨けばOK。
イグニッションコイルも戻す前に応急処置。
外側にビニールテープを巻きます。
最終的に3本とも一番左の個体のように胴の部分全体にテープを巻いた覚えがあります。(しかし欲張って巻いても寸法より太くなって戻すのが大変)
イグニッションコイルの劣化=漏電してしまうこと、電流を伝えにくくなること、のように聞いたことがありますが(曖昧) こんな感じで絶縁体でぐるぐる巻きにすることでコイルの中を伝う電流を表に逃がさず、車がブルブルしたりエンストしたりする症状を落ち着けることができます。
【特別編】イグニッションコイル編 - 2 - 8speed.net VW、Audi、Porscheがもっと楽しくなる自動車情報サイト
↑参考:イグニッションコイルの中身
いい大人は新品を買いましょう
結局↑の車はプラグのヤスリがけとコイルにテープを巻いて普通に走るようになりました。が、
タイトルに(その場しのぎ)とあるように、プラグの点火性能を新品レベルにできるわけではないし、コイルは高熱にさらされるので巻いたテープはそのうちクタクタになります
プラグ/コイル、全て新品で揃えても1万円もしないのでこんなインチキより新品をおすすめします 自分でやっておいて何なんだって感じだが
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ツートップス | スパークプラグ/アフターマーケット製品|デンソー (denso.com)
ギャラリー
画像がたりねえなあ~と思ってペイントで遊んでたらちゃんと撮ってたので没になった絵
では!