ODのうろうろ日記

世界一明るい失業者になるつもりが再就職しました Twitter→@fukadumde

職業訓練校に通いだした結果www

10月初旬に職業訓練校に入校し、約2か月経ちました。

 

dumdecious.hatenablog.com

↑の続き

 

失業給付について・資格試験の受験状況など、色々トピックはありますが、今回は単純に訓練校に通い始めた感想を書いていく。

結果www などと謳っていますがそこそこ真面目です。スマン

 

 

 

 

 

入校審査 その後

入校審査の合格後、先生との顔合わせの場や教科書販売などがあり、10月中旬から授業スタートとなりました。

自分は電気や機械について勉強するコースなので、先生・生徒とも「期間中に関連する資格も取得して、なるべく就活時にアピールにつなげよう」という雰囲気がある。

 

この2か月間、主に電気工事に関する内容に取り組んでいますが、これまで電気について勉強したのはせいぜい高校1,2年の物理くらいのもので、その授業もポケモンBWをやってたりしたので本当に学び直しの状態です。

 

勉強の進捗とかは別に記事を出そうと思いますが、一応入校以来2か月間ちゃんと通ってます。

 

 

訓練校の文化

何気に話を進めていますが、職業訓練校の様子自体、そうそう外部に伝わるものではありません。

なので改めて特色を挙げると

 

A.時間には厳格

B.先生は職業訓練校に所属する、県の公務員である

C.義務教育的なイベントもある

 

↑のようなことがある それぞれ以下のような内容です。

 

Aはみんなから集めた雇用保険で運営されることを思えば当たり前で、「5分遅刻でも1時限まるごと遅刻扱い」みたいな要素があるということ。

 

Bは先生が公務員という立場だと、良くも悪くも職業訓練校(と就職)にまつわることしか相談することができないということ。(学校自体に役所っぽさがあるとも言い換えできます)

いや相談できるんでしょうが、例えば「答えはハローワークで確認してね」ということになりがち。

役所のステレオタイプとして、「答えられることは答えられます」的な回答を寄こすイメージがありますが、それに似ています。

 

誤解のないように添えておきますが、入校したコースの担任の先生はいい先生です。

ただ、教員免許を持っている「教育機関の先生」とはまた毛色の違う人たちが教えてくれる点が、義務教育などとは異なります。

 

だから学校に通うというよりは「そういう支援機関」を利用するんだ、という気持ちで通うのがいいかもしれません。

まあ俺たちはいい大人だし、教壇に立つのが誰であろうと自分の問題は自分の判断で相談・解決etc... すべきですが。

 

Cは直前の内容とは逆に、今まで通った学校のような部分があるということ。

具体的には

 

・ラジオ体操

・みんなの前でスピーチ

・班ごとに教室の掃除

 

といった内容です。

色んな場所から色んな年齢・境遇の人が集まるので、何か統一感を出そうとするとこうなりますよね。

スピーチという項目がありますが、俺は「カブトムシのサナギはキモイ」というスピーチをしました。幼虫はそこそこカワイイがサナギはマジでキモイ。

 

ともかく訓練校在校中はこの手の学校っぽいイベントもこなすことになるよ、という話でした。

 

 

忍び寄るキャリアデザイン腐敗

俺はキャリアデザインという概念を信用していません。

キャリアデザインとは「今やっていることをベースに、○○年後のあるべき職業上のポジションを検討する」みたいな小賢しい概念ですが、そんなもん分かりっこないからとりあえず電気(任意の分野)について勉強しろよ!というのが職業訓練というものだと思います。

 

胎児が自分の顔面をデザインできないのと同様に、キャリアも「そういうもの」として、形造られたものに従わざるを得ない側面があると思います。

 

「偶然上司の近くにいたから運行管理とか仕入れのポジションに就いちゃった!(やれと言われた)」みたいな話はそこらじゅうにあって、

・そのポジションに向いていないから退職する

・向いているので継続する

どちらも考えられます。

 

いずれにせよ、自分の意志(だけ)でキャリアを積み重ねる!といった過剰にポジティブな概念は、↑のように進退が半ば成り行きで決まったケースを踏まえると、結構簡単にケチがつきそうじゃないですか?

キャリアは他人に左右されながらも自ずと積み重なるし、誰かに左右された進路は正当なキャリアではない!なんて誰も言えないと思います。

 

訓練校は「偶然の巡り合わせが悪い方に転がったとしても、電気について詳しければなんとかなりますよ」というスタンスを貫いている(ように見えた!)のが頼もしいと思ったし、スキルがキャリアに繋がるのは誰もが納得するところです。

 

が、残念ながら職業訓練校もキャリアデザインに浸蝕されつつあります。

こうなったが最後、「職業適正から進路を考える」だの「適正別ナンタラ類型調査シート」だの、いかにも答えに誘導されているようなプログラムに取り組むことになります。

 

これらはデュランダル議長の代わりにミーア・キャンベルが打ち出したデスティニープランと同じくらいの価値しかないので、金玉の裏側に死相がありますみたいなことを言われます。

あのさ、もうすぐボイラー技士の試験、あるんだけど。

 

 

なんで今こんな話をしているかって、「リクルート出身」だの「なんたらアカデミー」だのから来た講師の、キャリアデザインの授業があったんですよね。

大学とかにフラフラやってきて「ノックは3回で~~」(←うるせーよバカ)とか言うならまだしも、こんなところにまで!?って感じ。

 

なぜ雇用保険をそういう輩に横流しするようなことをするのか、理解に苦しみます。

俺たちは進路を決めることはできないが、自分の仕事を自分で探すことはできるはずなので。

次来たらサナギ食わせます。ウナギみたいなもんだし安心してほしい。

こういう余計なお世話にお金を使うならトイレにウォシュレットつけてくれ。

 

 

続く。

クラスメイトについてや、謎の「短期訓練給付金」といった話もあるのでまた。