どんなヘボい車でも買ったなりに楽しんでいる当ブログですが、それはそれとして中古車選びとは「あの時あれ買っとけばよかった!泣」という後悔との戦いでもある。
というわけで今回はマジで買う一歩手前まで行ったけどやめた車についてウダウダ言う。
TVR キミーラ
ヤフオクで目撃。60万円スタートで入札0。
イギリスでデカいエンジンのFR車を少数生産しているTVR。
ライトウェイトスポーツ原産国イギリスのメーカーですが、日本での知名度は限りなく低い。まず名前がテレビ局みたいだし・・・
読者の皆様におかれましてはグランツーリスモに収録されたサーブラウ、めちゃくちゃ壊れる2代目タスカンはご存知かと思います。
マスタングか何かを検索していた時に、超軽いボディに超重いエンジンを載せたキミーラが現れた。ブラウン系の外装にホワイト,クリーム系レザーの組み合わせだったと思う。
猛烈にフロントヘビーなはずですが、どんな運転感覚なのか今でも気になって仕方がない。
もっと軽いエンジンを積んで運動性能を・・・とセコイことを考えてしまうが、それはどちらかといえばロータスの仕事であって、一見して「アメ車か?」と言いたくなるワイルドさを持っているのがTVRの特徴だと思う。
放置歴のない実働車とのことだったのでホントに買えばよかったっすね ガソリン代で破産していたでしょうが・・・(最低でも3,950ccある)
この車を買っていたらロードスターを買うことはなかったと思う。
ちなみに↑の記事の「意外に信頼できる」は、あくまでローバー製エンジンが自社製より良いというだけで、額面通り受け取っていいはずがない。「意外にパクチーだけで食える」みたいな話です。
冷静な大人は全員ポルシェボクスターを購入したので、TVRは倒産しました。
日産 プリメーラワゴン W20V
メルカリで目撃。78万円で出てました。
カルロスゴーン渾身のリバイバルプランは人員・車種整理などの激痛を伴ったものの、工業高校の卒業制作のようなクソ真面目な車作りから一転、リラックスした雰囲気のある車を生み出し、広く受け入れられるようになった。
単にコストカットをしただけでなく、「もうちょいデザインを角の取れた感じにしたらウケるんじゃない?」みたいな会議がなされたはず。
こうしてキューブ、ティーダ、ラフェスタ、ムラーノなど、ちゃんと売れる車がラインナップされたのだが、やはり日産は工業高校だった!!
シルビア、セフィーロで大失敗したボディの大型化を3代目プリメーラでも敢行!!もちろん売れませんでした!!!
しかもわざわざ1世代前のSR20*1を引っ張り出してきて、日産版VTECみたいな機能まで付けちゃって、200馬力以上あって・・・
かくして生まれたリラックス・モンスター、20Vのステーションワゴン版がメルカリで目撃したW20Vです。
現車はインパルのエアロが組んでありました。
ボディ後端が厚ぼったいセダンより、ウインドウ下端の真っ直ぐなラインの際立つワゴンのデザインが好きで、定期的に来るステーションワゴン欲しい病も相まってほぼ買いかけましたが、すでに初代プリメーラを持っていたのでギリギリ踏みとどまりました♨
スズキ ワゴンR
メルカリで目撃。75,000円。
初代ワゴンRといえば、室内を広く確保した造りと廉価な価格設定が大受けした超エポックメイキングとされたモデルですが、DOHCのK6Aエンジン+ターボの「中身がほぼアルトワークス」版がある。
SOHCのF6A+3ATの組み合わせで慎ましやかに世に出たものの、メーカーもユーザーもあまりに売れた/あまりに良い車であると盛り上がってしまい、次第に「公式カスタム仕様」がエスカレートしていった模様。元々の車のコンセプトと全然関係ないところで盛り上がってる・・・
この「ほぼワークス」はRSというグレードのはずだが、出品ページには「ターボ!」とだけ記載されており、グレードは特定できず。
仮に上記の内容で75,000円なら結構なバーゲン価格だが、現車が岡山にあり購入は断念。
特徴的な変則4ドア(運転席側のドアが1枚)も備えており、スケジュールに折り合いがつけば本当に欲しかった。
感想/今後の展望
そもそも欲しい車が決まっている状況ではこの記事のような状況は起こり得ないので、買う車種をきちんと定めてから「車が欲しい!」という気持ちを喚起したいものです(他人事)
今回このように書き起こしたことで、いかにあっちこっちにフラフラしているか体感できました泣
でも車をワンサカ買っている方には共感してもらえると思いますが、買う車が決まってないけど何か欲しい時ってありますよね。
今後は アルファロメオを買う→もう1台ロードスターを買う→ポルシェを買う
こんな感じになったらいいと思います。
でもアルトワークスもまた欲しいし、1台くらいルノーとかシトロエンに触れておきたいし、終わりです。
記事の盛り上がり的に、もっと「オークションで競った末にダメだった!」みたいな熱いエピソードがあればよかったんですが、それは今後体験できると思うので、引き続き応援のほど宜しくお願いします。
*1:ありとあらゆるドリフト車両に搭載されるエンジンです